「設定資料(仮)」
あらすじ
西暦4012年 星は死に向かい崩壊を始めていた。
環境は悪化の一途を辿り、大気は汚染物され水は濁り空は灰色の雲で覆われ土は黒く染まる中、生態系はそれに抵抗するかのように変化を続けていく。一方、人類は緩やかに衰退していった。人間は生き残るため更なる進化が求められていた。
用語
西亜重工
合成生物の研究をしている大国。世界中に支社を持つ。支社といっても規模は島や国などに匹敵する。ユーゴを所持。第八支部にて第参世代合成生物の誕生に成功するも、公衆衛生局強制執行部隊の強襲にあう。第参世代合成生物の救出のため特務員を派遣した。
TKSN
青少年保護育成財団の略称。世界一の超大国。強制執行部隊を世界各地に送り込み世界の統一を図る。現在では事実上の世界政府となっている。ジーンを所持。
- 公衆衛生局
TKSNの下部機構。独自の管轄下にある強制執行部隊を擁する。第参世代合成の誕生を危険視し、合成生物を有害生物に指定、西亜重工第八支部を強襲し第参世代合成生物の排除を開始した。これは事実上、西亜重工に対する宣戦布告と言える。
- 強制執行部隊
TKSNの実行部隊 (事実上のTKSN軍) -
- 巡回査察員
強制執行部隊に所属し、敵対組織や有害生物の排除などを担当する。元は人間だがサイボーグ化した身体の各所には武器が埋め込まれており、高い個体戦闘能力を有する。食肉加工業者の前掛けのようなものを装備しているものが多い。
「原子量がかなり大きくなるから反応速度も格段に遅くなり、人間が見ていても生命活動している事に気がつかないくらいになる」と言われているが、ケイ素を中心に置いた生物は、少なくとも地球と類似した環境の星では存在するとは考えにくい。
合成生物
西亜重工が製造した人工生命体。環境適応能力を持ち、汚染された大気に順応しているためマスク無しで行動できる。「母親」と呼ばれる存在の遺伝子を組み生まれた生体、元は人間の女児。合成生物は「母親」の遺伝子に拒否反応を起こすと副作用が発生し、それぞれ身体的に欠陥を持つが、殆どの者がそれに抵抗するように自らの身体に独自の進化をさせている。第壱、第弐と 世代が変わるごとに副作用は軽くなってきている。そして第参世代の合成生物には副作用が無く、「母親」の遺伝子に完全適応した。
第壱世代
第 壱世代合成生物は環境に適応すべく作られた最初の新人類、しかしその頃は母の遺伝子との相性と言う概念が無く、前半に製造された殆どの合成生物はその大き な副作用の為に生命を維持する事すらできずにいた。後半に製造された合成生物は自らの身体を独自に進化させており副作用に適応した。しかし短時間での急速 な身体の進化は大きな負担となり、第壱世代合成生物の身体には「過再生」などの産まれもっての副作用以外の欠陥も多く見られた。しかしその 個々の身体能力は非常に高く、戦闘型の合成生物は強力な西亜重工専属軍隊として配備された。 第壱世代合成生物の中でより環境に適応しているのもや能力の 優れたものの遺伝子が第弐世代合成生物に移植された。 現在殆どの第壱世代合成生物は大戦により失われている。
第弐世代
第弐世代合成生物は「母」ではなく優れた第壱世代合成生物の遺伝子を組み込まれ、軍事目的により製造された合成生物。前半に製造された合成生物は半弐世代(1.5 世代)と呼ばれ副作用に対し抵抗が小さく生存確率が非常に低い。所謂失敗作であり軍隊としても機能しない半弐世代は自力で生存できるもの意外は例外を除き 大量に破棄された。後期に製造された第弐世代は非常に安定した生命であり副作用も抵抗も少なく生存に特化している。現在生存している合成生物の殆どがこの 第弐世代。
第参世代
適 応者に母の遺伝子を組み込んだもの。副作用が無く身体能力や再生能力も第壱世代以上。しかし、母の力は非常に大きく制御は不可能だった。感情の起伏に呼応 し暴走状態を引き起こし、力を押さえ込むため周囲の生物を体内に取り込み肥大化した。西亜重工は大量に適応者を集めていたが、第八支社の自壊により全員死 亡した。
備考
合成生物の原材料は人間の女児である。第壱世代は人工子宮により育てられたクローンを使っていた。0歳時に遺伝子組み込みが行われた後、仮想世界で生活をし人格を形成させ、半年で人工子宮から排出される。
世代分類
第壱世代: 佳乃、ノエル、霧ケ峰、シャクティ、香乃、ミルファ
半弐世代: エミル、カタノ、マシカ、トーニャ
第弐世代: ワカメ
第参世代: ンメロ